いくらあったらラットレースを抜けられるのか(1)

毎月の不労所得いくらあれば引退できる?

子供にかかるお金の話。こんなにかかるとは・・・

カギは収支のバランス

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キャッシュフローゲームで勝つには

キャッシュフローゲームで勝つためには、まずラットレースを抜けだすことです。

ラットレースを抜けだすために必要な条件は、「毎月の不労所得が毎月の支出を上回ること」です。

つまりすごくたくさん稼いでいて、毎月の支出よりもたくさんのお金が余っていてもラットレースは抜け出せません。

給料が上がっただけでは永久にラットレースを続けていくことになります。

そのかわり不労所得の額がたとえ1円でも多く毎月の支出を超えることができればOKです。

少しでも早くラットレースを脱出するコツは毎月の支出を減らしていきつつ、不労所得を増やしていくことになります。

毎月の支出は、少なければ少ないほどラットレースを抜けだしやすい訳です。

当然ですが子供がいる場合といない場合で、毎月の支出は変わってきます。

キャッシュフローゲームの中では、子供が生まれるというマスがあって、そこに止まると毎月の支出が増えていきます。

それだけではなく、お金を使うカードを引くというマスに止まった際に子供がいる人だけが払うカードが複数あります。

その中でも最大の金額のカードが「大学の学費を払う」です。

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とにかくかかる大学の費用

では現実の生活に置き換えるとどうなるでしょうか。

夫婦と子供2人という家族で見ていきましょう。

子供の年齢にもよりますが、子供が大学まで行くとして計算します。

入学金 授業料 合計 自宅通い 1人暮らし
国立大 28万2,000円 53万5,800円

81万7,800円

4万円 10万
私立文系

24万2,579円

74万6,123円 98万8,702円 4万円 10万
私立理系 26万2,436円 104万8,763円 131万1,199円 4万円 10万

大学の学費は国立で入学金28万2,000円、授業料年間53万5,800円、初年度合計81万7,800円

私立文系で入学金24万2,579円、授業料、年間74万6,123円、初年度合計98万8,702円

私立理系で入学金26万2,436円、授業料、年間104万8,763円、初年度合計131万1,199円

ちなみに医学部や歯学部はさらに高く初年度合計で377万5,165円もかかります。

国立大学でも年間130万円近くかかる

さらにこれ以外に教科書代や設備費などまだまだ10万単位でお金がかかります。

自宅から通うか一人暮らしをするかでもかかるお金が変わってきます。

自宅であれば食費、光熱費の1人分、通信費、定期代くらいでしょうか。

仮に食費2万円、光熱費1万円、通信費5,000円、定期代5,000円とすると合計4万円です。

一人暮らしはここに家賃が加わります。地方に住むか都心に住むかで変わります。

都内であれば1ルームで6万円から8万円、地方であれば3万円から5万円といったところでしょう。

もっとも安い組み合わせの国立大学、自宅通いで1人あたり初年度129万7,800円、2年目以降101万5,800円

もっとも高い組み合わせ(医学部は考えません)の私立理系、都内一人暮らしで1人あたり初年度251万1,199円、2年目以降224万8,763円かかります。

1ヶ月単位に直すと2年目以降で8万4,650円から20万9,266円かかることになります。
ちょっと驚きの金額ですが、実際これだけかかります。

しかも1人あたりの金額ですから子供の年齢が近ければ2倍かかります。

子供が大学に行く歳になってからこれらの費用を出そうとするのは、現実的に考えて難しい場合がほとんどです。

そのために子供ができたらできるだけ早い時期から、学費のための貯金を始めていく必要があります。

それでも足りない場合は奨学金を申し込んだり、学資ローンを組んだりして資金を用意することになります。

いくらあったらラットレースを抜けられるのか(2)に続く

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