日本はクレジットカード後進国?
クレジットカードの以外な数字から見えてくるものとは
目次
クレジットカードを使っている人は意外と少ない
皆さんはクレジットカードを使っていますか。
現金派という方もいらっしゃるかと思いますが、2018年の時点で日本国民平均3.2枚のクレジットカードを持っているそうです。(JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2018年度調査による)
意外と持っている印象を受けますね。
もっとたくさん持っている人も1枚も持っていない人もいる訳ですが、平均3枚ならほとんどの人は1枚くらい持っていそうです。
最近ではインターネットでショッピングをする人はカード支払いをするケースが多いので、ほとんどの人がカードを使っていると思いがちです。
しかし実際にはあまり日本人はカードで支払いをしていません。
実は日本国内の消費に対するカードの使用率は18%しかないそうです。
それに対して他国は
韓国 | 約89% |
中国 | 約60% |
カナダ | 約55% |
イギリス | 約55% |
オーストラリア | 約51% |
スウェーデン | 約49% |
アメリカ | 約45% |
フランス | 約39% |
インド | 約38% |
日本 | 約18% |
出典:経済産業省キャッシュレスビジョン(2018年)より
こうしてみるとまだまだ日本人はカードを使っていないですね。クレジットカードは持っているのに使わないという傾向があります。
なぜクレジットカードを使わないのでしょうか。
クレジットカードを使わない理由
クレジットカードを使いたくないという理由は以下のようなものがあります。
後払いは怖い
後払いにしているといつの間にか使ってしまう、お金の管理ができないと考えて現金主義にされている人もいます。確かにカードは使ったときに請求されず、1ヶ月分をまとめて請求されるので、支払額が多くてビックリするということもあります。
アメリカなどでは18歳になるとクレジットカード会社から自分名義のクレジットカードが送られてきて自由に使えるようになっています。
きちんとお金の管理をできない若者が好きなものを自由に買えて、支払は後で!という初めての世界を経験して使いすぎてしまうことを狙っています。
もちろんカード会社も限度額を低めに設定して、限度額になったら両親が弁済するということまで想定しています。
カード情報の漏えいが心配
クレジットカードを使わない人が理由としてあげるのが、カード情報を盗まれるではないか?
というものです。たしかに全くないとは言い切れませんが、基本的なコンビニやデパート、スーパーではまったく問題ありません。
今はセキュリティに対する法律も厳しくなりましたので、日本国内ではほぼ安心です。
海外などへ行ったときに、店に奥へカードを持って入っていくということがあると、スキミングといってカード情報を不正に抜き取られることがありますが、海外でも公共の場でだけ使うように心がけていれば大丈夫です。
手数料(リボ払い)
キャッシュフローゲームの中でもクレジットカードのつけ、つまりリボ払いの手数料分が支出の中にある状態からスタートします。
リボ払いの手数料は普通、15%前後に設定されているので1万円あたり123円ほどです。
思ったより少ないと思う方もいるかもしれませんが、10万円を使って毎月1万円ずつ返していく場合、最初の月に1,109円、次の月に986円・・・と続いていき、合計は5,545円にもなります。
実際の金額より5.5%多く支払っていることになりますね。キャッシュフローゲームでも、このクレジットカードの支払いをいち早く完済してしまうことが、ゲームに勝つために最初にすることになります。
一番いいのはリボ払いにしないことです。
翌月払い、ボーナス払い、1回払い、2回払いまでは手数料は取られません。