FX スキャルピングとデイトレードどっちが儲かる?

毎日利益が入る喜び

今回のテーマは毎日、利益の入ってくるトレード手法、スキャルピングとデイトレードについて考えます。

毎日短時間でその日の利益を稼ぎ、後はゆっくりくつろぐ・・・

いやあ、あこがれの生活ですよね。

普通のサラリーマンが毎日、満員電車に乗って仕事に向かうのに自分は、そんなこととは無縁で毎日を自由に過ごすことが出来る。

少なくとも私はそんな生活に憧れてFXを始めました。

スキャルピングって何?という人はこちらから。

簡単にまとめるとスキャルピングとデイトレには以下のような違いがあります。

スキャルピング

狙う利益幅 数銭

ポジション保有期間 数秒~数分

スキャルピングはそれこそ”秒”で稼ぐ世界ですね。

小さい利益を重ねていく手法です。資金が大きい、例えば10万通貨なら1銭1000円の差損。

仮に5銭で利確するなら5000円の儲け、一日3回できれば1万5000円、理論上リタイアできなくもない。

デイトレード

狙う利益幅 10銭~1円

ポジション保有期間 1日以内

デイトレは”デイトレーダー”という呼び方があるくらいポピュラーですが、もともとはその日に買ってその日に売るという行為自体、本来の株取引の常識とは違っていたからついた呼び名です。

そもそも昔は手数料の割合が高かったですし、リアルタイムで相場の値動きを顧客が知ることは不可能だったので、デイトレード(スキャルピングはもちろん)という概念自体がなかったのでしょう。

インターネットの進化によって誰でもリアルタイムで相場の値動きを知ることができるだけでなく、売買もほぼ同時に約定させることが出来るようになったため、細かい値動きで稼ぐという手法が可能になりました。

利益の取り方はスキャルピングと同じで、1万通貨なら10銭1000円、1円1万円の利益ですから、10万通貨でやれば10銭1万円、1円10万円。

10万通貨の取引なら1ヶ月平均で会社を辞められるだけの収入は稼げそうです。

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実際にやってみた感想

相場が動く時間帯がある

デイトレは、株の世界では午前10時までに勝負を決めてしまうスタイルが多いようです。

FXでは土日以外、24時間取引ができますので、それこそいつでもいいのですが、やはりFXにもよく動く時間帯はあります。

午前8時から10時まで、午後4時からと6時から、夜9時以降も動きます。

午前中はニュージーランドやオーストラリアの市場がオープンするのと、日本でもその日の為替レートを決める時間が午前10時の価格となるので、その時間に向けた実需筋(トヨタなどの貿易で多額の現金をやり取りする会社)の動きがあるためです。

午後4時というのはロシアが市場に参入する時間で、ロシアの中央銀行はかなりの巨額資金を使って相場を動かそうとすると、昔、為替の師匠から教えてもらいました。

午後6時はロンドンオープン。今はニューヨークが世界の中心ですが、昔はロンドンがメインだた時代があります。まあ、この時間帯、ヨーロッパ各国の市場がオープンします。

そして午後9時以降はアメリカで色々な経済指標が発表されたり、それまでの値動きを見てアメリカの投資家たちが反応することによって、大きく動くこともあります。

スキャルピングやってみた

今まで、デイトレはやっていたのですが、スキャルピングほとんどしていませんでした。

6月の1ヶ月は一定時間、チャートを見続けることが出来る状態だったので、試しに挑戦してみました。

ドル円のみ1万通貨でやりました。理由はスキャルピングの場合(デイトレもそうですが)、利幅が少ないので、スプレッドの差がコストになります。

ドル円はどの会社もスプレッドが0.2銭から0.3銭と少ないのです。同じ会社でも、クロス円の取引ではスプレッドが1銭から2銭あったりしますから、コストでは10倍になりますからね。

実際にやってみての感想は大きく分けると下の2点になります。

期間が短くなるほど不確実性が増す

1分足をみて取引をするわけですが、同じローソク足でも、日足、1時間足、15分足、5分足と期間が短くなるほど不確実性が増していきます。

例えば、全体でみると緩やかに上がっているのに細かいところでは小さな下落もあるという値動きの場合、1時間足では、

「あれ、少し動きが鈍いかな」

くらいの値動きが1分足では

「急にストンと落ちた。そうばの反転か!?」

などと世界観がミクロになっていきます。

もちろんスキャルピングはそういう相場の細かいブレを狙っていつでも儲けるという手法なのですが、本当にチャートを凝視しているような感覚になりました。

回数が増えるほど確率通りになる

そして回数を重ねるほど、大数の法則通りに勝ち負けは50%に近付いていきます。

まあ、上がるか下がるか確率は50%。もちろんそこに動かないという第3の状態はありますが、ポジションを持った以上、プラスになるかマイナスになるかはきっちり50%です。

ここでいかに自分の思った方向に行く可能性が高い時にポジションを持つかで、50%の確率を高めたいわけですが、回数が増えるとやはり50%に集約されていきます。

そうなると利確と損切のルールを徹底することが重要になります。

利確20銭、損切10銭でやってましたが、これでは既にスキャルピングではなくデイトレの細かいやつでしょという感じです。

それで損切の10銭は嫌なので、持ったポジションに対して5~6銭利益がでたらストップをポジションと同じにしました。

これで最悪でも損は0です。

あとは利益が伸びる分だけストップのラインを上げていきます。この方法でいくことで、勝率は8割以上にはなりました。

しかし、それこそスキャルピングの「不確実な値動き」に引っかかって目標利確より、ストップが付いて安めの利益で手じまいというケースが目立つ結果となりました。

5000円とれる値動きだったのにストップついて200円の利益とか・・・

不労所得

今回、スキャルピングもどきのデイトレを集中してやってみた結果として、収支はプラス2万円でした。

まったく同じ期間、カナダドル円の50銭おきに買いのポジションを持つ、半自動売買のパフォーマンスはプラス4000円でした。

投資資金はどちらも同じ20万円。

スキャルピングの方が5倍の収益だったことになります。

スキャルピングはかなりの時間チャートを見続ける必要がありました。

ポジションを持ったら細かいストップの変更や、心理的にもかなりドキドキしながらの1ヶ月でした。

正直、他のことをやる時間が減りました。(笑)

それで2万って、時給に換算したら500円くらいかな?

つまりスキャルピングやデイトレをやるなら、やる時を決めて短時間でやる。

やるなら資金は大きい方が利益効率がいい。(10万通貨なら20万でした)

半自動売買は一日数回チャートをチェックして、利確してたら新しい注文を入れるだけ。ほぼほったらかしで4000円の利益。

チャートをチェックするのが1回10秒、注文入れるのが30秒だとすると、

20日でチャートチェックが10分、注文4回で2分。12分で4000円の利益とすると、時給は2万円!

スキャルピングとデイトレで得た利益は不労所得じゃありません。

デイトレーダーと言われる通り、トレードを仕事としてやっているのです。

それが良いと思えば、もちろんそれで問題ないですが、専業トレーダーは会社に行かないだけで、日々様々なプレッシャーや勉強を重ねて、自分の身銭を危険にさらしながらトレードという仕事をやっているのです。

しかも24時間いつでも仕事。考え方によってはサラリーマンの方が安定しているかも。

まとめ

今回はスキャルピングとデイトレについて考えました。

この記事を読んだあなたが、ピンとくる手法でやったらいいと思います。資金の量や経験、置かれている立場や環境は人によってみんな違います。

価値観もそれぞれ。

資金量にもよりますが、今日の遊びに行くお金を今から作るよ!はい、3万円!ということもスキャルピングなら不可能ではないです。

もしかしたらお遊びに行く前に1万円損切することもあるかもしれませんが・・・

私は不労所得の構築を目指しているので、その目的に一番早く到達できる方法を日々検証しています。

多くの資産家と呼ばれる人たちで、相場で利益を増やした人の話をいろいろと研究してみました。

スキャルピングやデイトレで、ある一定期間に集中して資金を何倍にも増やし、それをスワップやスイングトレード、自動売買に移して不労所得を得ているケースが目立ちました。

この1ヶ月の検証でもその方法が有効だなと感じました。

取引時間が短くなる取引はかえって、多くの時間を取られることになりますので、どうせやるやら種金を増やしてからやる方が効率は良さそうです。

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