ロバート・キヨサキがスポーツカーを買うなら
「金持ち父さん貧乏父さん」の中で著者のロバート・キヨサキがスポーツカーを買う話をしていました。
普通の人はローンを組んで車を買います。そしてローンを払い終わるとその車は自分のものになりますし、ローンの支払いもそこで終わりになります。
まあ、至極当然の話です。
ロバート・キヨサキの場合はどうかというと、まず毎月のローンの金額と同じ収入が入る不動産を探し、その不動産を買います。
そして毎月手に入る不動産からの収入をそのまま車のローンにまわします。
ローンの支払いが終わるとその車は自分のものになって、ローンの支払いが終わるのは普通の人と同じです。でも不動産を買っておけば車のローンが終わった後も不動産からの収入が手元に入ってくるのだと言っています。
これは車というものはどんなにかっこ良かったり便利であっても自分のポケットにお金を入れてくれるものではないので、資産ではなく負債なのだということです。
それに対して不動産は毎月ポケットにお金を入れてくれるものなので資産であるわけです。
「金持ち父さん貧乏父さん」の本の中で一貫してロバート・キヨサキが言っているのは負債ではなく資産を買うことが豊かになる事の鉄則だということです。
スポーツカーを買う分を投資してみると
では仮にスポーツカーを買うローンが毎月4万6000円だったとしましょう。6年くらいローンを組めば、だいたい300万円くらいの車を買うことが出来ます。
もしここで車は安い中古の軽でがまんして、4万6000円を毎月投資してみることにしたとします。年利は12%で運用できる素晴らしい投資先を見つけたとします。
投資期間は40年。40年の間、毎月4万6000円ずつ投資して12%で運用し続けるといったいいくらになると思いますか。
答えは、なんと5億円ほどになります。
いや、まさかそんなわけないでしょ!と思うかもしれません。
私も最初はそう思いました。自分で計算してみると確かに40年運用すると5億円になります。
これはこのブログの他のところでも何度か紹介している複利のチカラなわけですが、カギは時間が関係しているのです。
投資は時間があればあるほど有利
一般的に複利で運用していくと、投資で増えた運用益も元本に加えられ運用されていくわけです。つまり運用益が増えれば増えるほど投資効果が増えることになります。
この運用益は初めのうちは少ないのですが、年を追うごとに増えていきます。
先ほどの40年で5億円という投資も最初の6年では500万円ほど、15年で2300万円です。
しかし20年で4450万円、27年で1億円に到達、そこからうなぎ上りに金額が増えていきます。
今、世の中は新型コロナの感染拡大で大変なことになっていますが、これは感染者がどんどん増えていくことで感染させる人が増えた結果、万単位で広がっていくことになります。
複利で増やすということはこれと同じ理屈になります。
運用率が高ければ高いほど、時間がたった時に増える金額が大きくなります。
今20歳の人が毎月決まった額を投資して運用しておけば60歳になった時には一生お金に困らない資産を作ることはかなりの確率で可能ですよ。